あおい太陽、穿つ
肋と肋にリボンをかけて
四肢には糸を垂らしてみる
記録する右手 夕陽を見る両目
閉じる瞼に緑の斑点
記録する右手 夕陽を見る両目
閉じる瞼にいくつもの斑点
視点の合わない虚な両目 とその視界
四隅と中央が四次元的に回転
斑点は消えない その輪郭は陽の赤
情報過多 脳みそは混乱している
垂れ流す詩と曲に安寧を求める
光が見える 影を知る
葛藤こそが鎮静剤 原型に近しい存在
肋のリボンが締め付ける
その痛みの正体は知る由もない
がんじがらめに縄が食い込み
血管と同化する 身体の一部となる
焦りと疑いが巣喰い主
挑戦の回避に悶え苦しみ
なんとか踏み出した一歩に大地は歪む
視界が歪む 四肢が歪む リボンは揺れる