絵を置いてくの

「描いたはいいけれど、誰にみられるでもなく朽ちていく」そんな絵たちをここに置いていきます。

連綿たる縁

f:id:ewooitekuno:20211012152240j:plain

 

自身の葛藤 映し出し、重なり滲んだ熱情 浪費

褪せゆく明日に動機を求め、放つ咆哮 枯れゆく鼓動

留める事など出来るわけもなく、心の灰色 次第に広がり

野良へと果てたは母なる核心、気づきの歓び 流浪する種子

こうした悩みは生きる糧となり、不意に来るはず 春を待つ

幾千時間を片手に掲げて、錆びた美学で迎えに行くか

それ故 真理を求め続けて、はや数年とは誇らしい

進化の真価を知る旅路には、驚天動地はつきものらしい

前人未到の美学を貫き、ぐらつく氷に委ねる生身

つがいの苦心に単身 投身、覚悟の顕現 探すは友人

孤高と孤独の山麓の隙間、静かに根を張る針葉樹林

見ている景色が似ている同士、交わす言葉もそれなり 重い

理解と共感 狭間の感性、摩擦が見下ろす摩擦を記す

愛しいばかりか狂おしい、愛憎 孕んだ創作喜劇

自信を供物に断ち切ったはず、かつての面影 夢想に堕ちる

されども親和は愛しいもので、忘れることなど叶わない

なれば縁を取り戻すべく、いつかの贖いを果たすべく

己の内向 全て渡すこと、それさえ厭わぬ轍を引き摺る

聖地巡礼 それこそが、今際で為すべき帰結の一つ