塵芥となるのはいつも
大切なもの、大切な人
忘れたくないもの、忘れたくない人の事
伝えたい事、でも伝えられない心
今の今まで大事にしていた宝物たちが
急にどうでもいいゴミになる
そんな瞬間に何度も立ち会ってきた
何かをずっとおもい続ける事
それはとても、とても疲れることだった
重すぎて、多すぎて、優しすぎるから
それが私にとっては辛すぎたから
きっと目を逸らしたのだろう
何度も、何度も何度も
そして今日も、何度目かはもうわからないが
一つの大事なものがゴミになろうとしている
この感覚が本当に、本当に嫌だから
全力をもってして抗ってきたけれど
もう無理そうだ、私はもう疲れたよ
何度も、何度も何度も
何かをずっとおもい続ける事
それはとても苦しくて辛い事なんだ
だから、せめてここに残そうと思う
“私は確かにおもった”という記録だけは
“いつかまた、いつか”という期待と共に