2021-11-10 初めて目にした文明 今日も賽は投げられた 窓辺に揺蕩う瑠璃の斜光 幽けき夢の終わりが近づく 鼻腔に漂よう海の芳香 断り拒否の始まり告げる 陰鬱差し出す晴天に あらゆるあらすじ書き留める 逆光差し込む瞳には 信号無視の急ぎ足 静止を知らない三兄弟 朝昼夜を繰り返す 安息求める私には 黄色い一瞬相応しい 今日も賽は投げられた